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クラウドストレージのメリットとは?サービスを選ぶ際のポイントについても解説
クラウドストレージのメリットとは?サービスを選ぶ際のポイントについても解説
近年、クラウドストレージを利用する企業が増えています。一方でクラウドストレージに興味はあるものの「メリットがよくわからない」という企業や、デメリットが気になっているという企業もあることでしょう。本記事ではクラウドストレージのメリット・デメリットに加え、クラウドストレージのサービスを選ぶ際のポイントについてわかりやすく解説していきます。
そもそも「クラウドストレージ」とは
クラウドストレージとは、オンライン(インターネット上)に設置されたデータ保管・共有サービスのことです。クラウドストレージはインターネット技術とともに進化し、現在はAmazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure(Azure)、Google Cloud Platform(GCP)を筆頭に、数多くのサービスが提供されています。
クラウドストレージの利用は簡単で、PC内や社内のサーバーと同じくドラッグ&ドロップで利用できるのが特徴です。企業向けのサービスは基本的に有料ですが、一定の容量まで無料で利用できるサービスもあるため、コストを抑えて「お試し」導入している企業も少なくありません。
クラウドストレージの7つのメリット
クラウドストレージにはさまざまなメリットがあります。ここではそれらのメリットを大きく7つに分けて紹介します。
メリット① 柔軟なアクセス
クラウドストレージは、社内はもちろん社外からも容易にアクセスできます。またPC端末だけでなく、スマートフォンやタブレットからのアクセスも容易です。外出先から必要なデータを閲覧したり編集したりする場合はもちろん、昨今増えているテレワークなどでも、この特徴は大きなメリットといえるでしょう。
メリット② データ共有が容易
クラウドストレージ上に格納したデータは簡単に共有できるため、業務効率がアップします。設定次第でファイルの閲覧権限や編集権限を分けたり、複数の人で同時にファイルを編集したりできるのも特徴のひとつです。
メリット③ 低コスト
クラウドストレージを利用すれば、サーバー管理のためにITの専門知識を持った人材を雇用する手間も、そのための人件費も抑えることもできます。また利用する容量にあわせてプランを選べるサービスも多く、初期コストや運用コストを最小限に抑えられるのも大きなメリットです。
メリット④ 拡張性が高い
クラウドサービスの多くは利用プラン(利用量)を柔軟に選べます。このためスモールスタートで利用を開始して、データの取扱量が増えた段階でより容量の大きいプランに切り替えることも容易ですし、逆に容量を減らすことも可能です。
メリット⑤ バックアップが不要
クラウドストレージにデータを置いている場合、定期的なバックアップは不要です。ほとんどのクラウドストレージサービスは強固なインフラ環境に構築されているため、万一トラブルが起こってもデータ消失のリスクはほとんどありません。
メリット⑥ リスク回避
クラウドストレージにデータを預けることで、社屋が災害や事故に巻き込まれてデータを失うといったリスクを回避できます。このため、BCP(事業継続計画)の一環としてクラウドストレージを利用するのも有効です。
メリット⑦ 最新バージョンを利用できる
クラウドストレージは、サービス提供者によってバージョンアップされています。サービス利用者は特に意識することなく、常に最新機能を利用できるのが強みと言えるでしょう。
クラウドストレージのデメリット・注意点
もちろんクラウドストレージにもデメリットはあります。
デメリット① オンライン環境が必要
インターネット上のサービスである以上、クラウドストレージの利用にはオンライン環境が必要です。サービスを利用するにはまず、Wi-Fiなどの通信インフラを整備しなくてはなりません。
デメリット② セキュリティリスク
一方、大きなデメリットとしてしばしば指摘されるのが、情報漏洩などのセキュリティリスクです。少しでも安全に利用するには、サービス提供者側のセキュリティ対策や自社のID・パスワード管理などに注意する必要があります。
デメリット③ カスタマイズが困難
クラウドストレージでは、基本的にサービス提供者があらかじめ用意した機能しか使えません。どの程度の機能が用意されているかはサービス提供者によって異なりますが、少なくとも利用者が自社の仕様に合わせて柔軟にカスタマイズすることは難しいと言えるでしょう。
クラウドストレージを選ぶ際のポイント
冒頭で紹介した通りクラウドストレージにはいくつものサービスがあり、提供される機能や使い勝手はサービス提供者によって異なります。ここでは自社に合ったクラウドストレージを選ぶためのポイントを紹介します。
ポイント① 容量
クラウドストレージにどれくらいの容量を必要とするかは、企業によって異なります。もしクラウドストレージに預けたいデータがそれほど多くないのであれば、小容量でリーズナブルなサービスを選ぶと良いでしょう。またデータ量が将来的に増減すると予想されるなら、プラン変更が容易なサービスを選ぶことをオススメします。
ポイント② 予算
クラウドストレージの利用料金はサービス提供者によって異なります。またクラウドストレージは継続的に利用するサービスです。ユーザーがどのように保存されたデータを使うかによって、かかる費用も異なってきます。(イグレス費用やAPIリクエスト費用など) 一定の料金をランニングコストとして支払い続ける以上、必要な機能と容量を備えたサービスの中から、自社の予算に合ったクラウドストレージを選ぶことが大切でしょう。
ポイント③ セキュリティ対策
採用しているセキュリティ対策や、準拠しているセキュリティに関する業界基準などもサービス提供者ごとに違います。とはいえセキュリティ対策と利用料金は比例する傾向があるため、自社データの機密性などに応じて求めるセキュリティ基準を決めると良いでしょう。
まとめ
クラウドストレージはメリットの多い、便利なサービスです。一方で注意すべきデメリットもあります。この記事で紹介したメリット・デメリットと選ぶ際のポイントを参考に、自社にぴったりのクラウドストレージを見つけてください。
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近年、クラウドストレージを利用する企業が増えています。一方でクラウドストレージに興味はあるものの「メリットがよくわからない」という企業や、デメリットが気になっているという企業もあることでしょう。本記事ではクラウドストレージのメリット・デメリットに加え、クラウドストレージのサービスを選ぶ際のポイントについてわかりやすく解説していきます。
そもそも「クラウドストレージ」とは
クラウドストレージとは、オンライン(インターネット上)に設置されたデータ保管・共有サービスのことです。クラウドストレージはインターネット技術とともに進化し、現在はAmazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure(Azure)、Google Cloud Platform(GCP)を筆頭に、数多くのサービスが提供されています。
クラウドストレージの利用は簡単で、PC内や社内のサーバーと同じくドラッグ&ドロップで利用できるのが特徴です。企業向けのサービスは基本的に有料ですが、一定の容量まで無料で利用できるサービスもあるため、コストを抑えて「お試し」導入している企業も少なくありません。
クラウドストレージの7つのメリット
クラウドストレージにはさまざまなメリットがあります。ここではそれらのメリットを大きく7つに分けて紹介します。
メリット① 柔軟なアクセス
クラウドストレージは、社内はもちろん社外からも容易にアクセスできます。またPC端末だけでなく、スマートフォンやタブレットからのアクセスも容易です。外出先から必要なデータを閲覧したり編集したりする場合はもちろん、昨今増えているテレワークなどでも、この特徴は大きなメリットといえるでしょう。
メリット② データ共有が容易
クラウドストレージ上に格納したデータは簡単に共有できるため、業務効率がアップします。設定次第でファイルの閲覧権限や編集権限を分けたり、複数の人で同時にファイルを編集したりできるのも特徴のひとつです。
メリット③ 低コスト
クラウドストレージを利用すれば、サーバー管理のためにITの専門知識を持った人材を雇用する手間も、そのための人件費も抑えることもできます。また利用する容量にあわせてプランを選べるサービスも多く、初期コストや運用コストを最小限に抑えられるのも大きなメリットです。
メリット④ 拡張性が高い
クラウドサービスの多くは利用プラン(利用量)を柔軟に選べます。このためスモールスタートで利用を開始して、データの取扱量が増えた段階でより容量の大きいプランに切り替えることも容易ですし、逆に容量を減らすことも可能です。
メリット⑤ バックアップが不要
クラウドストレージにデータを置いている場合、定期的なバックアップは不要です。ほとんどのクラウドストレージサービスは強固なインフラ環境に構築されているため、万一トラブルが起こってもデータ消失のリスクはほとんどありません。
メリット⑥ リスク回避
クラウドストレージにデータを預けることで、社屋が災害や事故に巻き込まれてデータを失うといったリスクを回避できます。このため、BCP(事業継続計画)の一環としてクラウドストレージを利用するのも有効です。
メリット⑦ 最新バージョンを利用できる
クラウドストレージは、サービス提供者によってバージョンアップされています。サービス利用者は特に意識することなく、常に最新機能を利用できるのが強みと言えるでしょう。
クラウドストレージのデメリット・注意点
もちろんクラウドストレージにもデメリットはあります。
デメリット① オンライン環境が必要
インターネット上のサービスである以上、クラウドストレージの利用にはオンライン環境が必要です。サービスを利用するにはまず、Wi-Fiなどの通信インフラを整備しなくてはなりません。
デメリット② セキュリティリスク
一方、大きなデメリットとしてしばしば指摘されるのが、情報漏洩などのセキュリティリスクです。少しでも安全に利用するには、サービス提供者側のセキュリティ対策や自社のID・パスワード管理などに注意する必要があります。
デメリット③ カスタマイズが困難
クラウドストレージでは、基本的にサービス提供者があらかじめ用意した機能しか使えません。どの程度の機能が用意されているかはサービス提供者によって異なりますが、少なくとも利用者が自社の仕様に合わせて柔軟にカスタマイズすることは難しいと言えるでしょう。
クラウドストレージを選ぶ際のポイント
冒頭で紹介した通りクラウドストレージにはいくつものサービスがあり、提供される機能や使い勝手はサービス提供者によって異なります。ここでは自社に合ったクラウドストレージを選ぶためのポイントを紹介します。
ポイント① 容量
クラウドストレージにどれくらいの容量を必要とするかは、企業によって異なります。もしクラウドストレージに預けたいデータがそれほど多くないのであれば、小容量でリーズナブルなサービスを選ぶと良いでしょう。またデータ量が将来的に増減すると予想されるなら、プラン変更が容易なサービスを選ぶことをオススメします。
ポイント② 予算
クラウドストレージの利用料金はサービス提供者によって異なります。またクラウドストレージは継続的に利用するサービスです。ユーザーがどのように保存されたデータを使うかによって、かかる費用も異なってきます。(イグレス費用やAPIリクエスト費用など) 一定の料金をランニングコストとして支払い続ける以上、必要な機能と容量を備えたサービスの中から、自社の予算に合ったクラウドストレージを選ぶことが大切でしょう。
ポイント③ セキュリティ対策
採用しているセキュリティ対策や、準拠しているセキュリティに関する業界基準などもサービス提供者ごとに違います。とはいえセキュリティ対策と利用料金は比例する傾向があるため、自社データの機密性などに応じて求めるセキュリティ基準を決めると良いでしょう。
まとめ
クラウドストレージはメリットの多い、便利なサービスです。一方で注意すべきデメリットもあります。この記事で紹介したメリット・デメリットと選ぶ際のポイントを参考に、自社にぴったりのクラウドストレージを見つけてください。
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