不正検知
ビッグデータを効果的に活用することで、保険会社は不正を発見し、大きなコスト削減を実現することができます。 全米保険犯罪局（外部リンク、英語）によると、米国では年間約300億ドルの不正請求があり、その大部分は労災保険と医療保険からです。 医療施設の中には、組織的な犯罪集団に代わって不正な医療費請求を行う「メディカルミル」など、医療詐欺の加害者の隠れ蓑になっているところもあります。

データ分析は、現在行われている不正取引問題への対策に役立っています。 保険会社は、ビッグデータ技術を利用して、数十億件の請求・クレーム記録を迅速に分析し、不正の可能性を示すパターンを検出することができます。 医療記録などの一部は、HIPAA（医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律）など、厳格なプライバシー法の対象になっています。 そのため、企業は数十億の記録を安全かつコスト効率よく保管する方法を必要としています。

Wasabiでは、すべてのデータは保存時および転送時に暗号化され、保険会社が必要とする保護を提供します。 他社のクラウドストレージと比較して1/5のコストで、Wasabi のストレージを利用することができます。 他社よりも高速なWasabiは、不正検知も短時間で行うことができます。

医療画像解析
医療機関では、患者数の増加に伴い、取り扱う医療画像も増加しています。 さらに、これらの画像ツールの品質が向上は、解像度も高くなることから、より良い診断が可能になります。

一方、医用画像解析ソフトの利用は拡大傾向にあり、市場予測（外部リンク、英語）では2022年まで年平均成長率8％で拡大し、38億8千万ドル市場になると予想されています。 解析ソフトは医用画像処理装置と一体化したものが増え、より高速な処理を可能にしています。

しかし、このような高解像度の画像は、ストレージの予算を圧迫する可能性があります。 特に医療機関では、HIPAAなどのプライバシーに関する規制を満たしながら、画像を無期限に保存することが求められる場合があります。

Wasabiは、単一階層のホット クラウド ストレージというアプローチで、このようなユースケースに対応する安価なクラウドストレージを提供します。代表的なクラウドストレージに比べて5分の１の価格で、すべてのお客様のデータをすぐに利用することができます。 さらに、Wasabiのデータは保存時も転送時も暗号化されているため、プロバイダーは連邦政府のHIPAAおよびHITECH（Health Information Technology for Economic and Clinical Health Act）規制を遵守することができ、高い安全性を実現しています。 また、無制限に拡張可能で、必要な数の患者さんの画像をあらゆる解像度で扱うことができます。

学術研究インターネット2
Internet2コミュニティは（外部リンク、英語）、基礎的な研究を行うために、ビッグデータの分析を行っています。 米国の高等教育機関319 1996年に設立されました。 全米最大かつ最速の沿岸から沿岸への研究・教育ネットワークを運営しています。

膨大なデータセットを分析することで、研究者や科学者は、宇宙への理解を深め、病気の治療法を早め、天気予報や気候のモデリングを進めるなど、さまざまな分野で活躍することができます。

しかし、多くの学術研究機関では、従来のオンサイトストレージや高価なクラウドストレージサービスを使用して、大容量のデータを保存・共有する余裕はありません。

Wasabiは、研究機関がビッグデータストレージのコストと拡張性の課題を解決してくれます。 ストレージをコモディティ化することを目的に開発されたWasabiは、AWSなどの競合製品と比較して80%もコストが低く、ストレージからのトラフィック量やAPIにかかる追加料金も不要です。 Wasabiを使えば、研究者は、どのデータを収集し共有するか、どこに保存するか、どれくらいの期間保持するかといった難しい判断をする必要がなくなります。 また、このホワイトペーパー （英語）で詳しく説明されているように、競合他社よりも速いパフォーマンスで、高速なInternet2ネットワークとの相性は抜群です。