コンテンツデリバリー
近年、ユーザーのWebアプリケーションや動画配信におけるパフォーマンスに対する要求が高まっており、優れたパフォーマンスでの配信の実現のため、CDN(コンテンツ デリバリー ネットワーク)がますます必要となってきております。
イントロダクション
ユーザーにとって、動画の表示が遅いなど、パフォーマンスの低いアプリケーションやウェブサイトは受け入れがたいものです。つまり、企業はコンテンツを必要な場所に確実かつ迅速に配信するソリューションを求めています。
コンテンツ デリバリー ネットワーク(CDN)は、あらゆる種類のコンテンツの配信を高速化するための現実的なソリューションです。 CDN 市場は、2017 年の 74 億 7,000 万ドルから 2022 年には 308 億 9,000 万ドルへと、年平均成長率 32.8%の大幅な伸びが見込まれており、企業もコンテンツ配信における高いパフォーマンスはビジネスの大きな原動力になると認識していることが見てとれます。
ただし、 コンテンツ配信だけではソリューションとして不十分であり、企業にとってはソースファイルを保存するストレージも必要です。Wasabiは、Cloudflare、Fastly、LimelightNetworksなどの革新的なCDNプロバイダーと提携おり、クライアントはWasabiの安価で高性能なエクサバイト規模のクラウドストレージをオリジンサーバーとして採用し、同時にパートナー企業のCDNサービスをエンドユーザーへのコンテンツ配信に利用することができます。
4KビデオコンテンツやNetflix、Huluなどの OTT(オーバー ザ トップ)サービスの利用増加など、今や様々な要因でCDNの性能向上が求められています。Webサイトもより複雑化しており、アニメーションやビデオなど、グラフィックスを駆使した機能が多用されるようになっています。さらに、社内でのオンライン会議や研修などの目的で動画を利用する企業が増加しています。そしてエンドユーザーは、どこにいても、どのデバイスからでも、こうしたコンテンツすべてを利用できることを期待しています。
CDNは、アクセスするエンドユーザーの地理的により近いエッジデータセンターにコンテンツをキャッシュすることでパフォーマンスを向上させます。これにより、レイテンシーが低減され、Webサイトやビデオストリーミングなどのパフォーマンスが効果的に高速化されます。CDNプロバイダーの中には、サイズの大きな画像やその他のファイルの配信を高速化するための最適化サービスも提供しているところがあります。
Wasabi Hot Cloud Strageを使うことで、他社よりも80%低いコストで、かつ速いパフォーマンスでこうした全てのWebサイトのファイル・ビデオ・画像などを保存することができ、高いコストパフォーマンスが実現できます。WasabiはCDNのオリジンサーバーとして機能し、CDNと連動したソリューションとして利用できます。(他社のストレージプロバイダーでは、CDNの利用で冗長な転送を排除し、帯域課金を削減する機能を提供していることもありますが、Wasabiは帯域課金やAPI課金が無料なので、その点は心配する必要がありません。)
Wasabiの活用
業界別の導入事例
教育
教育機関では、授業のオンライン化が進んでおり、世界中の何百・何千という学生にビデオや画像をストリーミング配信する必要があります。CDNを利用することで、世界中の複数の場所にデータがキャッシュされるため、コンテンツの高い可用性と冗長性を実現することが可能です。また、CDNの利用でWebサイトやモバイルアプリケーションのパフォーマンスを向上させることができるため、学校の生徒獲得に向けた取り組みにも貢献します。
メディア&エンターテインメント
OTTサービスプロバイダーは、遠く離れた何百万人ものエンドユーザーにコンテンツを配信するために、日常的にCDNを利用しています。(Netflix社ではさらに一歩進んで、独自のCDNを構築しています。)映画スタジオや制作会社では、特殊効果制作会社など、映画の制作に携わるさまざまなチームに大容量のファイルを配信する必要性があり、そういった時にもCDNを利用することがあります。また、エンターテインメント企業がコンテンツをウェブで配信する機会が増えるにつれ、優れたパフォーマンスを確保するためにもCDNが必要とされています。
公共機関
政府機関のWebサイトには、他国への訪問・移住・ビジネスを検討している人々にとって重要な情報が掲載されている場合が多く、世界中のユーザーにリーチする必要があります。自然災害などの緊急事態時には、支援を必要とする市民や企業からのアクセスが特定のサイトに殺到する事態も起こり得ます。そういった場合、CDNを利用することで、アクセスした人が世界中のどこにいても質の高い体験を提供することができます。
主要なパートナー
従来のCDNとは異なり、Cloudflareは静的コンテンツをキャッシュし、動的コンテンツを高速化し、送信データの最適化を容易にします。Cloudflareは、アクセスするユーザーに地理的に近い場所でコンテンツを提供するだけでなく、デバイス・ブラウザ・帯域幅のニーズに合わせてコンテンツを最適化するため、従来のCDNを超えた存在となります。WasabiはCloudflare Bandwidth Allianceプログラムのメンバーであり、Wasabiのお客様は転送料無料でCloudflare CDNにデータをダウンロードすることができます。
G-Core Labsはルクセンブルグに本拠を置く国際的なクラウドサービスであり、あらゆるビジネス向けのコンテンツ配信・ホスティング・セキュリティソリューションにおける国際的なリーダーです。その世界規模のインフラ構造はギネスブックにも掲載されています。
Wasabiを選ぶ理由
動的なWebサイトコンテンツの保存と配信
多くの企業では、頻繁にWebサイトのコンテンツを更新しています。例えば、小売業では紹介ビデオを含む様々な新商品の情報を更新します。メディア企業では、新しい記事や動画を定期的に掲載します。これらの企業は、こうした帯域幅を大量に消費するコンテンツを、効率的かつ確実にエンドユーザーに配信する方法を必要としています。
CDNは、常に新しいコンテンツをさまざまな場所にキャッシュすることで、いつでもエンドユーザーの近くで配信できるようにする優れたソリューションです。しかし企業は、オリジナルのコンテンツを保存し、必要に応じてCDNプロバイダーに効率的に配信できる、コストパフォーマンスの高い方法も必要としています。
単一層の、ホットデータ向けのクラウドストレージであるWasabiは、こうした問題を解決してくれます。すべての顧客コンテンツが常に利用可能でありながら、価格は他社のクラウドストレージより80%も低い設定になっています。データはすべて暗号化されており、安全性にも優れています。また、Wasabiは無限のスケーラビリティを持ち、高解像度ビデオなど、必要に応じて大量のコンテンツを処理することができます。
eラーニングでの活用
多くの企業が、社内や顧客向けにeラーニングのプログラムを提供しています。このようなプログラムでは通常動画を使用し、社員や顧客がどこにいてもコンテンツを配信できることが求められます。グローバル企業にとっては、それは世界中の遠く離れた様々な地域に配信する必要があることを意味します。
CDNは、eラーニングが必要とする信頼性とパフォーマンスを備え、あらゆる場所にコンテンツを配信することを可能にします。CDNを利用することで、企業は世界中に講師を派遣する必要がなくなり、コストを大幅に削減することができます。さらにエンドユーザにとっても、都合のよい時間にオンデマンドでプログラムを受けることが可能です。
標準的なHTTP/HTTPS方式でCDNと連携できるWasabiは、独自のコンテンツコンテンツをホスティングするのに最適なソリューションです。WWasabiは、高速なパフォーマンスと他社より低い価格で、ホットデータ向けのクラウドストレージを提供します。また、Wasabiは高いセキュリティと無限のスケーラビリティ、高い信頼性を備え、耐久性は11 x 9(99.9999999%)を実現しています。
インターネット中継における活用
野球やサッカーの試合、授賞式や慈善コンサートなどの特別なイベントなど、メディアやエンターテインメント企業は、世界中の視聴者に向けてWeb上でライブ映像を配信するケースが増えてきています。そのためには、テレビと同等のHD品質で、どのような需要にも対応できるようなスケーラビリティが求められます。
こうした放送においては、HD品質で世界中のサイトに確実に配信できるCDNが不可欠です。キャッシュだけでなく、途切れることなく配信するためのバッファリング機能も必要です。
放送終了後は、データをWasabiに保存し、後日オンデマンドでアクセスできるようにすることができます。他社より80%低い価格で、大容量のHDビデオファイルも容易く保管することができます。
まずは30日間の無料トライアル
登録は簡単。トライアル中はいつでも解約(キャンセル)することができます。
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